家庭医レジデントの備忘録

総合診療専門医を目指して勉強中です。内容の間違いなどありましたら是非ご指摘ください。また、内容の二次利用については自己責任でお願いします。ブログ内に直接パワーポイント等のファイルを張り付けることができないためscribdというサイトを併用しています。

尿路結石の疫学

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とあるブログに「50代以上の初発の尿管結石疑いは?と思え」と書いてあったんですが、むしろそのくらいの年代が一番多いような気がしたので調べてみました。

 

UpToDateやDynamedには珍しく年齢の疫学の記載なし。

で、上図論文を見つけました。

 

男性>女性

男性は40代、女性は50代にピーク

ただ、これは年代毎の発症率を見ているだけなので、初発かどうかはわかりません。

AAAとかも増えてくるので、初発なら安易に尿管結石と決めつけないことが大事。

www.ncbi.nlm.nih.gov

 

というわけで、Take home messageとしては

「有名な先生方のお言葉はありがたいが、疑問点があれば自分で調べなおす」

 

 

 

 

セロトニン症候群

 
重要
抗鬱薬、抗痙攣薬、抗パ剤、リチウムなど服用者にメジコンプリンペラン、トリプタン製剤などを安易に処方しない!
 
 
Rapid overview
臨床+ラボの特徴
〇Hunter分類:セロトニン作動薬+以下1つ以上
 1.自発的なミオクローヌス
 2.誘発クローヌスと興奮または発汗
 3.眼球クローヌスと興奮または発汗
 4.振戦と腱反射亢進
 5.筋強剛
 6.BTが38℃以上で眼球クローヌスまたは誘発クローヌス
 
〇臨床診断であり、ラボで確定診断はできない。軽症~致死的状態まで様々
 
〇臨床所見:神経学的所見は下肢の方が目立つ
高体温、興奮、眼球クローヌス、振戦、静座不能、腱反射亢進、誘発性または自発性クローヌス
筋強剛、散瞳、粘膜乾燥、腸蠕動亢進、皮膚紅潮、発汗
 
〇検査所見:鑑別や合併症モニタリングに役立つかも
CBC電解質、BUN/Cre
CK、肝酵素、凝固、尿検査
培養:血液、尿
CXR、頭部CT、ルンバール
 
鑑別診断
悪性症候群、抗コリン薬中毒、悪性高体温、交感神経刺激薬中毒、髄膜炎脳炎
 
治療
セロトニン作動薬中止
ベンゾジアゼピンで鎮静:興奮と神経筋異常(振戦やクローヌス)、HRやBP↑がなくなるのが目標
ロラゼパムワイパックス🄬1-2mgIV 小児なら0.02-0.04mg/kg)
酸素、IV、心電図モニター
合併症予測:バイタルサインフォロー
BZDと対症療法失敗時:シプロヘプタジン使用(12mgPO)
41.1度以上ならすぐに鎮静、筋弛緩で挿管 ASAPなどの解熱剤は使用しない
 
Serotonin syndrome (serotonin toxicity) last updated: Mar 12, 2018.
 
 
原因薬剤
アンフェタミン、コカイン、MDMA、LSD、レボドパ、カルビドパ
• トラマドール、ペンタゾシン、メペリジン
SSRISNRI、TCA、MAO阻害薬
• リネゾリド
• 5‐HT3阻害薬(オンダンセトロン、グラニセトロン...)
• メトクロプラミド(プリンペランR)
シブトラミン(やせ薬)
• シクロベンザプリン(中枢性筋弛緩)
• デキストロメルファン(メジコンR)
• ブスピロン(5-HT1A阻害薬、抗不安薬)
• トリプタン製剤、エルゴタミン
• リチウム
 
J hospitalist network 「セロトニン症候群」

お勧めiphoneアプリ 

同じく総合診療医向けの役立つツールの、iphoneアプリ版。

 

【(多分)無料のもの】

Evernote

Evernote使用者は必須

 

Dropbox

Google drive

お好みに応じて

 

・MedCalc Pro

プレディクションルールの計算など

 

・Epocrates

薬の相互作用確認。

 

M2Plus(各書籍の購入は有料)

今日の治療薬、当直医マニュアル、サンフォード、フローチャート漢方薬治療を入れてます。

 

・添付文書Pro

添付文書が見たいとき。

 

・ePSS

ヘルスメンテナンスはGeneralistの必須項目です

 

・UpToDate&Dynamed

総合診療医必須の二次文献

 

・TG18

胆嚢炎胆管炎のガイドライン。診断基準やフローチャートがみられる 

 

・RESUS-US

エコーの正常像と異常像が対比して見られる

 

・ABFM Exam Prep

american board of family medicine(アメリカ家庭医療学会)による問題集アプリ。

 

 

【有料のもの】

・Good reader

自炊した教科書を入れておく

 

・Johns hopkins ABX guide

感染症ガイドライン。英語のみ。サンフォードと違い、治療期間が載っている

 

・VISIBLE BODY

・Team Lab Body

解剖アプリ。VISIBLE BODYの方がお勧め。3Dで筋骨格系の動きの動画もみられる。

 

・断面図ウォーカー

CTやMRIにおける解剖がわかる名アプリ。

 

 

2018/6/6作成