最近、ピアノにハマっており、時間があれば色々演奏して楽しんでいる。
哲学も興味のあるジャンルの一つであり、音楽×哲学で何か本がないかと探してみると本書を見つけた。
一部しか読んでないが、内容をメモ的に残しておく。
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第9章 なぜ悲しい曲を聴くのか
・悲しみというネガティブな経験は人間は避けたがるはずなのに、なぜ悲しい曲を好んで聴く人がいるのか?
・いくつかの説があるが、本書では以下の説を擁護している。
・エラー説。悲しい音楽を聴くときに悲しみは生じていないが、聴き手は自分が悲しい状態にあると錯覚している。
第10章 悲しい曲の何が悲しいのか
・悲しい曲とはどんな曲なのか?本書では二つの説が紹介される。
・類似説。悲しい音楽は、悲しんでいる人の特徴をいくつかもつ音楽である。音の抑揚が少なかったり、テンポが遅かったり、悲しんでいる人の特徴と類似している。
・ペルソナ説。悲しい音楽は、悲しみを抱いた架空の人物を想像させる音楽である。作曲者や演奏者ではない。
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小さい頃から何度も音楽番組とかで聞いている、スピッツの「ロビンソン」を例に考えてみる。
楽譜を見ると、確かに音の抑揚は少な目だし、テンポもそんなに早くはない気もする。
そして、曲を聴くと、なんとなく、河原で自転車で駆け抜ける制服姿の中高生、みたいなイメージが浮かぶ。
そのせいで、悲しい曲と感じるのかもしれない。
(切ない曲と言った方が自分のイメージには近いが、切なさと悲しさの違いはうまく言語化できない)
*「ロビンソン」を聞くと、「クロノトリガー」の「時の回廊」と似ているなといつも思う。イントロの部分とコード進行が似ているのか?音楽理論はにわかなのでよくわからない。
*アップテンポな悲しい曲もあるが、そういう曲はどう説明したらよいのだろうか?
bump of chickenの「車輪の唄」は列車が走るスピード感を表現している感じがするが。
車輪の唄
何回試してもリンクカードが開かず。貼り付けすぎたのかも