自分のヴォイスをみつけるためのエクササイズ - 内田樹の研究室
ずいぶん前になるけれども、自分のヴォイスをまだみつけていない青年がいた。彼が自分のヴォイスで自分について語れるようになる...
blog.tatsuru.com

上記ブログで、エクササイズと称して幾つかの作文課題があったので、書いてみる。


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お題:噓みたいなほんとうの話

 

自分が経験した「嘘みたいなほんとうの話」。できたら、まだ誰にも話したことのない話を書いてください。経験したことをそのままリアルに。脚色なしに記述してください。教訓とか、まとめとか、要りません。事実だけ。
    これは主観性を削ぎ落とした文章を書く訓練です。
    コツはロックンロールといっしょです。Cut in, cut out いきなり始まり、いきなり終わる。
    がんばってね。



お笑いデビューした。

元々お笑いはそれなりに好きだった。テレビを見なくなってからは主にYoutubeで芸人さんの動画を見ていた。カジサックや中田敦彦もよく見ていたが、純粋なネタとしては唯一ジャルジャルをよく見るようになった。
ジャルジャルアイランド

ジャルジャルYoutubeでは、二人のコントだけでなく、色んなゲストが出演している。その中には有名人だけでなく、明らかに素人も混じっていた。概要欄を見ると、オンラインサロンのメンバーらしい。

ある日、ふと思い立ってサロンに入会してみた。入会したはいいが、なかなかゲスト出演の依頼が来ない。たまに依頼があっても、仕事と思い切りバッティングして時間が合わない。

2か月くらい経ったころ、メールが来た。「社員総会の設定のコント」をするらしい。収録時間は・・・仕事終わりなら間に合いそうだ。あ、でも家にスーツがない。めったに着ないからと去年断捨離してしまったのだ。苦肉の策で、白っぽいシャツに、100均で買ってきたネクタイを合わせて、写真を撮って応募してみた。

まあどうせ無理だろう。試しに送ってみただけだし。そう思っていたら、なんと採用通知が来た。

本番、ジャルジャルの2人と素人23人がズームで一堂に会した。僕は一言もしゃべらない役だったが、自分が見る側だったコントに出る側になるなんて、にわかには信じられない気持ちだった。



その後、もう1個コントに出演した。
これも完全に手抜きだったが、「手抜き枠」で採用された。


もう1件応募したが、こちらは落選した。



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主観性を削ぎ落とした文章・・・にはしきれなかったが、まぁ良しとしよう。